十八時、ネオンは夜に化ける
十一月の失敗作
空の色が変わる
大きな月を見るとなぜか少しだけこわくなるから
わたしは目を閉じ何かに祈る真似をする
幸福を散りばめた思い出はさよならのあと心を締め付ける鎖に化けた
一メートルもない距離なのに
貴女は見えないほど遠くにいるみたい
新しい愛で塗りかえる日常
一月の冬はそれでなくても冷たい
熱のない言葉で今日も赤い糸を繋ぎましょ
永遠を覗いたような日々でした
わたしは目を閉じかすかに残る吐息を感じてる
ありふれた孤独に優しい思い出を滲ませながら
自由詩
十八時、ネオンは夜に化ける
Copyright
十一月の失敗作
2019-01-23 23:49:36
縦