紙の羽
はるな


夕暮の美しい街に居て
かるい目まいと茫洋

健やかに汚れた指
埃くさい夢
磨かれて 傷だらけの

幸福は紙の羽
完璧に白く優しくて
風が吹くほど良く燃える



自由詩 紙の羽 Copyright はるな 2019-01-22 04:07:13
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