冬のお空の蝉
朝焼彩茜色


おチビを連れて
冬の日
公園へ歩いてゆく

ほったらかしの木になってる柑橘
きっと期待のない味と思う
寂しいこころ
その木に 葉の裏に

うつせみ

寒さをしのいで生きていた

冬の日
おチビを連れて
気晴らしに 公園へ

がっしりしがみついて 生きていた


自由詩 冬のお空の蝉 Copyright 朝焼彩茜色 2019-01-18 22:14:27
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