空瓢箪
藤鈴呼
浮かび上がる文様の中に
私だけの世界を探す
仕草の向こうに
溜息のこちら側から
しっとりとした音が流れて
重たくなる
湿り気はキライという帰来
描き出される影
そう 一瞬
二準目からは お決まりの台詞
何か 見たことのある
効いたことのある お喋りを
只管に 繰り返して
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自由詩
空瓢箪
Copyright
藤鈴呼
2018-12-12 09:46:17