体の声
田中恭平

 
空っぽのこころの内に
冷たい牛乳を流し込む
十二月の一週目のおわり。
ほんとうに
ほんとうに
疲れてしまっていて
いま
癒されそうです
同時
ゆるされそうです
周りから
段々
ひとも
物も
減ってゆき
辿り着いた
自室で
そう考えた。
明日は
電車に乗って
商業施設へ向かう
その一日の為に
一体何時間
働いたんだろ。
足をひきずって。
騙されている
ような気もするが
いまはもう
何も
考えられない、
それが真実
体の声だ
それはいがらっぽい
それは咳き込んでいる、
眠ってしまおう
温かい毛布に命包んで。

 


自由詩 体の声 Copyright 田中恭平 2018-12-08 15:54:01
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