少女
芭木 淋(はなき りん)

少女が佇んでいた
闇に溶けてしまいそうな黒い髪を結った少女だった
私は彼女をただ後ろから見守った
彼女の瞳には何が映っているのか
何を映したいのか
一生分かるはずもないのだ
もう出会わないであろうこの少女の背中を見送った
彼女は迷いなく足を進め消えてしまった
私は彼女の今後一切の幸を祈った


自由詩 少女 Copyright 芭木 淋(はなき りん) 2018-12-07 21:38:30縦
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