shout
渡邉 由于

何処かから声が聞こえる

景色は都会の森の奥

ホワイトアウトする記憶

弱さを禁じられた子供が

誰かの為に泣いている


何も欲しくなどなかった

ただ一つだけ、ただ一つのもの

それすら奪われてしまった子供達

諦めが影を暗闇に封じる

失った影は優しさを奪っていく


孤独の潜む森に辿り着く

きっとどこかでいつか必ず

彼らの叫びを引き摺り出して

その時自らの肩に載せるといい

抱えた痛みを知るといい


自由詩 shout Copyright 渡邉 由于 2018-12-07 19:52:38縦
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