転がり
草野春心
うたわないディランと
自殺をしないカート・コバーン
ビー球の 転がりのなかを
夕焼けが駆け抜ける
きみにあこがれる
いつか人生に
椅子を失くす日、
心臓の転がりのなかを詩が
駆け抜けてぼくたちを幾つもの
引き攣れた笑いがつらぬいていく
自由詩
転がり
Copyright
草野春心
2018-11-20 22:55:46
縦
この文書は以下の文書グループに登録されています。
短詩集