キラキラ、初冬
秋葉竹


天高く
伸ばすてのひらヒラヒラと
透きとおる風、雪舞わす風

あなた待ち
こころがきゅんと鳴る音と
聴かせてあげたいシャランと月光


倒れ込む
キラキラ夜空の下の街
初冬の風ふく、旅に疲れて

よろしいの?
寂しい眼をしていますけど
ラブラブ公園、ひとりでシミジミ



好ましい
顔でもないのに好きになる
あたしの好きって、いい加減かも

やあ!といい、
右手であなたの頰を撫で、
あなたのかなしみ消せたらいいなぁ


流星の
降る夜あなたの心知る
別れ話のホントのそのわけ


初雪を
舐めてくちびる青くなる
別れの予感と、しんしん降る雪






短歌 キラキラ、初冬 Copyright 秋葉竹 2018-11-15 22:11:56
notebook Home 戻る  過去 未来