Wi-Fi
花形新次

Wi-Fiは
いつでもどこでも
私のそばを飛んでいて
こんな自称詩人の私の
嬉しい気持ちも悲しい気持ちも
分け隔てなく伝えてくれるから

私、見えないWi-Fi
ううん、Wi-Fiさんに
ありがとって言った

空中に向かって
心を込めて

そしたら
正面のハゲオヤジが
「どういたしまして」
だって

何のことだか
さっぱり分からない







自由詩 Wi-Fi Copyright 花形新次 2018-11-13 20:10:59
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