破片
卯月とわ子

わたしは粉々になった

わたしの破片をすべて集めても
貴女には成れない
貴女を粉々にして
わたしの持たない破片を拾っても
貴女には成れない

貴女がうらやましいと思ってしまったあの日
わたしは粉々になった
それらを拾い集めてくれるような
手をわたしは知らなかった

貴女は孤独を歌う
孤高の人だ
わたしが欲しいと思ったものたちを
持っている貴女

わたしが大好きなあの人の隣に立てる貴女

わたしは夢見た
貴女が粉々になる事を
でも
もしもそんな日が来たら
貴女の破片をあの人は拾い集めるのだろう


自由詩 破片 Copyright 卯月とわ子 2018-11-11 14:42:47縦
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