陽が昇る前に
田中恭平



彼らは)熟考する
わたしは風となり、通りすぎ
朝までには間にあおうとする

新鮮な思想が輸入され
われわれは貪る
そして忘れてしまう
わざと肥える為にポテトチップスを
買いにゆく
その老婆のあしどりのように
ゆっくりと
ゆっくりと。

伝えなければならない、
それは誤っている風に見えると。
訴えなければならない、
わたしは風だが考えがあると。
そしてそれは単純だと。
(もう、
考えるな)


いいや、考えろ
彼ら)のように熟考しろ、
手につけたら完成も終わっている、
時間
時間の概念を無視すれば。
でも朝は貴重だよ、
朝は!

間にあった
わたしは薬を服し
鍵を開ける
真っ白の街燈のしたで
仮面を脱ぐ、



自由詩 陽が昇る前に Copyright 田中恭平 2018-11-11 10:57:44縦
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