両思い
ネン

悪魔に魂を売ったら
やっと人間に近付いた
泥沼に咲く祈りの花を
誰かに手折って欲しい

汚れを知らないひと
絶望も孤独も諦めも
常に直ぐそばにあって
気付かないままのひと

夜明けを厭うふたりに
容赦ない日差しが降る
このままずっとふたりで
希望だけを語りたかった

悪い冗談みたいな結末に
完と書き添えるのは
早い様な気がしたから
また友達に戻りたい


自由詩 両思い Copyright ネン 2018-11-10 23:01:08縦
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