真宵

あなたはわたし。分かっている。近づきたいのに離れてばかり。磁石だね。真顔でそう言ってた。黒い雪が降ってきたときわたしは何か言ったけどあなたは全く無視だった。自然環境はよほど最悪で、もう白い雪は見ることが出来ないのかな。あなたは前を見ている。わたしが泣くとあなたも泣く。男のくせに泣くなよとわたしが言うと、あなたは、ただ、お前だって泣くなよ。女とか男とか何だろう。あなたの嫌なところ全部わたしも持っている。時々、二人で踊りながら並木道をいちゃいちゃ歩いたね。あのときは、わたし、楽しかった。思い切り笑った。あなたも。つまり、わたしたちは鏡。だから、喧嘩が多くて、すれ違い。今夜も雪。夜に見る雪は白かった。今夜はわたしは気分が落ち着いている。鏡。わたしが映るあなたは鏡。だから今夜はふたりゆっくり話したい。


自由詩Copyright 真宵 2018-11-09 20:19:57
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