小春日和
帆場蔵人
枯れ葉がからから
秋の子どもたちの
足音、からからと
町ゆくひとの足を
いたずらに撫でて
風のような笑い声
枯れ葉を燃やせば
秋の子どもたちは
舞い上がりおどり
それを見たひとは
懐かしい日を想い
憂いの衣をまとう
からからと笑って
秋の子どもたちは
そらにふわり遊ぶ
自由詩
小春日和
Copyright
帆場蔵人
2018-11-08 01:56:11縦