正午
タオル


うたかたをさっと掬う行為
明日の たましい がまったく籠ってないと言われる
わたしやあなたたちは青空の下の
小さく、古い音楽室で
自称音楽教師…妙齢の女の、に叱られる
誰かが、「果てしない…」とうたう
女教師がすかさず手をあげる
てきとうだからかよくわからない
ただみんなも果てしない…は嫌だなと思った
太陽は真上でみんな暗く黒っぽい

むきだしの地面に
草が生えていた
草むしりでもいいからここを出たい


自由詩 正午 Copyright タオル 2018-11-06 02:14:22
notebook Home 戻る  過去 未来