障子
腰国改修

もう
遠くに
夏の終わり

かなかなかな
まだ蝉が啼いて
それも幻
十八年間
二人暮らして

子供がいたなら
何か変わった?

かなかなかな
一人で生きていく
こんなにも
障子が軽いとは
思わなかった


自由詩 障子 Copyright 腰国改修 2018-11-02 12:35:02
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