祝福の日に
服部 剛

今日はわたしが生まれた日
まだ仄暗ほのぐらい玄関の
ドアの隙間から
朝のひかりは射している

幸いを一つ、二つ・・・数えて
手帳のこよみ
ひと日ずつ埋めながら
わたしは歩く

日々の笑いと涙と憤りさえ
人々の間を巡るエネルギーに
変換するように

今日も
何処からか吹いてくる
風を受信するように

わたしのなかの 窓をひらく






自由詩 祝福の日に Copyright 服部 剛 2018-10-31 17:56:35縦
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