蜂蜜
ふじりゅう

吹き飛びそうな夜景に
意識を委ねて 黄昏ている キラキラ
眩しい雨を帯びた 人生の海岸を踏む

言葉が宙を舞って 振り返る隙もなく
嫌われて ていう妄想ばかり 宙を漂って
結局今何もしていない 僕は夢心地

溶けそうになりながらも やっと
書き上げた思いを コウモリに乗せて
ふわり ふわり 落とし 消えて 滲んでく
僕は未だ 蜂蜜模様で
君に近づけない 大人ぶって険しい顔をする


自由詩 蜂蜜 Copyright ふじりゅう 2018-10-27 08:52:19
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