焚火が好き
夏川ゆう

父と焚火をした
何気ない会話なのに
心にグッとくるものがある

燃え盛る炎を見つめて
静かになっていく心

寒さを忘れさせる
焚火をしている周りだけ
暑いぐらい温かい

父の思い出話は聞いていて楽しい
子供に戻ったような顔して

心のゴミが燃えていくイメージを持つ

何処までも濃い父との時間
お互いに焚火が好き
嫌なことを忘れられる

火は浄化力がとても強く
見ているだけですっきりする


自由詩 焚火が好き Copyright 夏川ゆう 2018-10-27 05:21:37
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