人込みは
こたきひろし

寂寥が近づいてくる夕暮れは駅の改札素早く抜ける

汚れてた鏡の中に映る顔拭い取れない俺の目線は

生き方を記した地図は襤褸になり風に千切れて拡散しても

気になって仕方ないのにその女抱きたい欲に風呂敷被せ

仕方ないその一言で諦める簡単だろう逃げ道がある


短歌 人込みは Copyright こたきひろし 2018-10-22 00:29:12
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