手のひらからこぼれ落ちた砂
千幸

僕の頭の中はいつも悲観的な妄想でいっぱい
そういう妄想は妄想で終わる

海に来て波に飲まれて慌てるも足が底につき
水嵩は立つと腰ぐらいで海の味も塩辛くない
しばらくしてお風呂のなかだと気づく

疲れてるねと自分に言い聞かせてたつもりが
誰かの耳に入り涙を流させた
ありがとうという言葉で気づいた感じ

だから今抱える悩みも杞憂で終わり
休日に会議と思い飛び起きるも休日だと知り
二度寝した


自由詩 手のひらからこぼれ落ちた砂 Copyright 千幸 2018-10-21 04:34:30縦
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