はるな



西で三角形がもえつきると
靴ひもはぐすぐずほつれ
朝は 鳥たちの夢になる

はばたく
さいしょの一羽が泣いていて
さびしさは空をあかくした

群れは ゆっくり
ゆっくりこま切れになってゆき
みんなたち さようなら
朝はついに 世界をすみずみまで飲み込んだ


自由詩Copyright はるな 2018-10-19 06:23:50
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