冬の灯は、螺旋を描いて
十一月の失敗作

やみくもに色を塗り続けて真っ黒になるみたいに
いろんな感情をぶつけて心を塗り潰したい

ばっさり切った髪は、忘れたからでも吹っ切れたからでもない


落とした視線の先

長い髪のシルエットが貴女に見えて苦しいだけ


正しいとされている愛だけが真実ではないでしょう


隠れるようにして繋いだ日々

誰の目にもあざやかに映る愛に憧れていたわけじゃない


自由詩 冬の灯は、螺旋を描いて Copyright 十一月の失敗作 2018-10-18 20:04:58縦
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