公園
由比良 倖

耳が痛くなりそうに遠く、透き通った空。
僕は揺れる木漏れ日に入る。光を吸う。
吐き出されるときにはそれは揺れる影だ、
生ぬるい、朝の挨拶みたいな匂いがする。

金魚を飼ったときもあった。
人を好きになったこともあった。
銀色の宇宙船が飛んでいた。
下手すれば……

いや、下手しなくても、
神さまは大気圏の中にいて、
僕は砂粒のようで、

神さまがすごく想像をするから、
木漏れ日の中にいるから、
僕も今、想像している。

  木漏れ日は丸い、
  無表情な生き物のようだ。

……(虹の最中で上着を着てる)
  (くだらない日常の中で)


自由詩 公園 Copyright 由比良 倖 2018-10-14 14:42:22
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