秋思
田中恭平


聞きなれた歌が
懐かしい歌に変わるころ
こころに塵立つ
苦々しさが気になって
明確に
きみと変わっていきたいと想った


足をとるマンネリズム
動機すらなく走り出してみたい
咽喉は渇くが
かわいそうな小さなものたちの声が聞こえるところまで



それは隠されている
のか
隠れているのか
エアーコントロールの効いた部屋で
暴露本だけがしんじつを語っているような
うそいつわりを受け入れるのか
(いや、それは心血注いで書かれたものだぜ、)
インターネットで
実際の傷口と血を見るのか
遅い
遅い
遅い・・・・・・
更新に対して
俺のダッシュは遅すぎる
息を切らす ようだ


庭に茸が生えていて、毒キノコでないことを図書館から借りた茸図鑑で確認しながら採集すれば、気づいたのは本は借りるものであって、買うものではないということで、すこし残念な気もすれば、昼食がカツサンドにホットコーヒーで悪くない秋の一日に、いつもの散歩コースを本日はサクサク少しせいたスピードで歩いていくと、あたらしい自動販売機ができていて、お菓子も100円で買えてグレープ・グミを噛みながら樫の木のしたチル、していたら枯葉が散る、にゃあぐるがあぐるにゃあ、にゃあぐるがあぐるにゃあ、と猫の律動をどう自由律俳句に反映させるのか思案しつつ、あなたに怪文書のようなメールを送る。一笑。


 


自由詩 秋思 Copyright 田中恭平 2018-10-12 18:28:39縦
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