希望の光か
坂本瞳子

あなたの疲れなど
誰も共有してはくれないのだから
休息は自ら確保しなければならない

睡魔に襲われる瞬間さえも
共感してくれる人はいないのだから
睡眠も自ら確保しなければならない

あまりに空腹で腹が鳴っても
恥ずかしがる必要はないさ
助けを求めているだけなのだから
助けてもらえないかもしれないけれど

孤独に苛まれ
自らの欲を抑えつけていても
誰も褒めてはくれないだろうから
好きなことを好きなだけ
やったらいいさ
そればかりではダメかもしれないけれど

疲れ切って
眠いばかりで
腹が減っていては
なにもできないだろうけれど
幸せの欠片を
喜びの煌めきを
見つけて
手にして
みたいではないか


自由詩 希望の光か Copyright 坂本瞳子 2018-10-07 23:12:17
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