約束、純白に汚れて
十一月の失敗作


愛しく思う感情に
唯一の心を込めて


知らない色が付いたように錆び始めた指輪のこと

あなたは気づいてる?


夏と冬が交互に戯れているような日々
手を繋いでる暇なんてなかったね

ぎこちなくも笑える自分が怖くて
いつしか言葉も真っ直ぐには伝わらなくなった


誰かが語る運命に憧れていたのかな


緩やかに流れていく夜の風
頬を伝う涙が冷たかった


年月に忘却を願うことを許して


愛しく思う感情は嘘じゃなく
そこには確かに唯一の心があったのに


自由詩 約束、純白に汚れて Copyright 十一月の失敗作 2018-10-06 23:46:45
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