ミナト 螢

頭の中の
折り紙が一枚

翼を広げて
羽ばたいていく

飛行機雲の
交わる中心に
何かがありそうな
期待を乗せて

水溜りに映る
青空へ触れて

ガラスの表面を
砕くような速度

痛くはないかな
辛くはないかな

夢はいつだって
ふらふらしたり
ふわふわしたり
十字を切るもの


自由詩Copyright ミナト 螢 2018-09-17 19:06:19
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