青の方角
ミナト 螢

ベッドの上で
もがいてるだけの
スイマーだって

100メートル先に
目標があれば
進むことができる
気がするんだよ

自販機の点滅する光や
鈴虫の鳴き声の響きだとか

青の方角に何があるのか
確かめてみたい夜があるから

切なさにときめく胸の音を
ひとりで聞くのだろう


自由詩 青の方角 Copyright ミナト 螢 2018-09-13 16:06:14
notebook Home 戻る  過去 未来