天災は忘れたころに
あおいみつる

眠れない街よ
興奮と快楽と 女と男
何処で眠るのか いつ眠るのか
しでかした過ちの代価は 病と牢獄へ
叫んでも 償っても 
因果応報 神の裁きは免れぬ
脳が沸騰して闇夜に消える

天災は忘れたころに
獣のように眠り
獣のように夢見る
刺激がなければ安定がない
静かな夜は狂気
潰されて捏ね繰り回される脳内

革命と破滅
憐みのなか今夜も眠る
君がいなければ
死ぬしかなかった
ごめん ごめん 辛い思いさせて
闇を抱いて眠る
いいから眠るんだ
とにかく眠るんだ


自由詩 天災は忘れたころに Copyright あおいみつる 2018-09-07 18:16:57縦
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