働く人
ミナト 螢

君ならいつかは
耳を澄まして

遥か遠くに
置き忘れた夢を
取り戻すために
歩き出すでしょう

走馬灯のような
景色を煽り

ノンアルコールで
覚醒した未来は
喉が渇くほど
何かを叫んで

光が降りる場所で
歌えたら

曖昧だった夢に
色を付けて
誰かに返したい


自由詩 働く人 Copyright ミナト 螢 2018-09-07 16:23:10
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