過ぎゆく夏に 想いつれづれ
むっちゃん

早朝の光障子戸に 木の葉の影絵
今日も ゆらゆら酷暑の炎か

清涼の風が ツクツクボウシの声乗せて 蓮沼を渡り来る
ツバメとトンボの 危うき急接近

急登し 息切り見下ろす 灯台遥か
浜辺のコンサート リハーサル曲 
心地よく 汐風に漂う

あれ浜に 石抱く流木 人知れず
故郷想う 遠き海路に

光と闇が せめぎ合う 今宵の街かど 
飛び散る花火や つかの間の涼あり


自由詩 過ぎゆく夏に 想いつれづれ Copyright むっちゃん 2018-08-20 19:52:20
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