いっぱいだった
間村長

宇宙の武勇伝に気をとられて
鰻と共に忘れる何か
稲穂を渡り行く風
極暑が緩んだ夕暮れ
遠花火の記憶の重なり
ジミーでも思い出せない
ルーチンワーク
差の女がつい視界に入る
レジは半ズボンで
いっぱいだった
くら寿司はスヌーピーで
いっぱいだった


自由詩 いっぱいだった Copyright 間村長 2018-08-20 09:35:58
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