青い塗料
はるな


うつる
ゆめみたいな空に
かわいたお皿
ながれおちる今日と今日と今日
耳たぶのかたさのパン

うそをついてやり過ごした
好きなくつ下をはいても
気持は汚れていて
みあげてもみさげても道がないから
途方にくれてた
言いたいことをいう
そういうひとは
この部屋にこないで
気持があって
よごれてて
悲しくてもわからないで
ころがるみたいにしか
できないならきてもいいよ
そうしてこなかった
屋根がなく、壁もない
目の奥でつくられた部屋に
青い塗料はぬられて
まっさおのまま
もえていった








自由詩 青い塗料 Copyright はるな 2018-08-19 22:04:37
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