病棟の朝
ひだかたけし

未だ薄暗い病棟の廊下を
行き来する人達、
それぞれの様々な幻を
歪な足取りで運んでいく
とんとんとん、と
縺れて引き摺り屈曲して

閉鎖病棟の午前四時
反復される夢現、無限


自由詩 病棟の朝 Copyright ひだかたけし 2018-08-18 14:15:17縦
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