法悦
ひだかたけし

みんみん蝉の鳴き声が
ギラつき始める昼下がり
私は君に沈み込み
君は私を受け入れて
二人は一つに溶けていく
天蓋が開くのを待ちながら
苦痛と陶酔入り交じり
骨の髄まで溶けていく


自由詩 法悦 Copyright ひだかたけし 2018-08-13 10:24:14縦
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