暗い朝
山人

夜に僕は酩酊し、発狂
のちにうとうととテレビを見て眠った
夜中に尿意で目覚め用を足す
体の中にはくすぶった悪性新生物のような熱を帯びたものが
いたのは一昨日
ずっとずっとそれは変わらずで
貧しい風が吹くのを体感し
僕は発狂することを決意した

朝、くぐもった声の虫たちの鳴き声があたりを支配し
僕の脳に広がっている
もう、発狂は収まっているのだろう
雨の足音が聞こえている
暗い朝だ
空は、その内臓をあらわにして血液を落としている

命は二度無い
朝の僕はそこら辺をうろついている
雨で何もかも濡れているに違いない
狂った脳内も今は
雨が降りしきる


自由詩 暗い朝 Copyright 山人 2018-08-13 06:28:59
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