ミダシナミ
巳 砂
除光液の臭いに包まれながら、
女のあたしは、爪を何度も塗り直し。
色んな自分を演出しようが、根本はたった一人で。
マニキュアは、いやにキラキラ煌めいて
対比されたあたしの闇が鮮明で、泣ける。
自由詩
ミダシナミ
Copyright
巳 砂
2018-08-10 13:56:26