夏の駅
腰国改修
待つことになる約束などしなければよかった
待たせるような人を好きになってしまった
待っている間に雲を水平線を見ようか
暑い夏のこの駅で私はあなたを待つ
そういえば乗降客はいない
気の早いアキアカネが目の前を過ぎた
どれくらい待つのだろう
遠くで微かにごろごろと雷の音
一雨降ってあなたは雨の中
走りながらやってくるのでしょう
私は夏の駅であなたをずっと待っている
自由詩
夏の駅
Copyright
腰国改修
2018-08-09 11:34:52