生と死
ミナト 螢

一日を生きるための
命の値段を計算したら
給料じゃ全然足りなくて

死のうと決めた日の
電車はモノクロだった

東京に飲まれた人生
遊び過ぎて馬鹿みたいと
浮かべた涙が

今は光を透かして
言葉になるから
どんなカクテルよりも
美しいと思った


自由詩 生と死 Copyright ミナト 螢 2018-08-07 21:11:36
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