不明
ミナト 螢

水の落ちる音がして
不明な時を刻む

夢の入り口で
聞いている水の音が
シンクの上で
飛び跳ねたまま

朝までひとり
ポタポタと
踊り明かした

寂しくはないのか
楽しくはないのか

閉め忘れた蛇口からの
怨念
放置しながら眠る
罪悪

抱きしめて
抱きしめて


自由詩 不明 Copyright ミナト 螢 2018-08-07 08:43:10
notebook Home 戻る  過去 未来