七月神殿
塔野夏子




重く幾重にも垂れ込める
雨の幕をくぐりぬけてゆくと
壮麗な両開きの扉があらわれる
その扉がひとりでに開くと
そこからまばゆい真夏が
一気にほとばしるのだ





自由詩 七月神殿 Copyright 塔野夏子 2018-08-05 12:45:18
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