自己管理の行き過ぎにはペーソスを減らす減塩行為。 食事という行為。
よーかん

食べることが好きだ。

食べること。食べ物が好きなのとは少し違うんだな、そう思ってくれたヒトにお話をしたい。

食べることは、フォークで刺すこと、スプーンに盛って、口に運ぶこと、口に含み、唇を閉じること。噛むこと、音を少したてること、口内環境を乱すこと、味わうこと、飲み込み、また味わうこと。飲むこと、呑むこと。

しょうがなく料理をする。必然的行為ということになる。食べることの始まる前に、食べるものを用意する行為がある。でないとお金がかかってしょうがない。最近やっと冷凍の生パイ生地という商品があることにきづいた。180度前後に熱したトースターに10分も入れておくと、サックリとしたパイに仕上がる。オススメの商品だ。普通にコンビニで売っているどんなパイ系の商品よりも美味い。裏の説明には、溶いた卵を刷毛でぬって、ツヤを出すみたいに書いてあるが、バターたっぷりなのでまったく必要ない。ボクとしては、むしろ邪魔と思っている。30センチに20くらいの長方形だから、12等分くらいに切り分けてから焼く。少したつと部屋がパイ生地の香ばしい空気でつつまれる。冷めて食べたいから、その間に他の食べるモノの準備を始める。なんて贅沢な時間だろうか。

冷めても暖かくても美味い料理は、味がしっかりと仕込まれた食べ物だ。

味付けは、ジブン好みで良いのだけれど、なかなか満足にいかない。下ごしらえするような計画性があれば、それなりに上手くいくのも理解している。行き当たりばったりがモットーな性格では、そうはなかなかいかない。当たり前か。

食べ残しという作り置きくらいにしかならない大量の食べ物を、せっかちにではあるが、モクモクとこしらえていく。即興の達人。そう言ってもらえると嬉しいが、ボクの「ハハ」も、そうやって三人の子供を育てたのだから、昭和の主婦は皆そうやって料理をしてきたのだろうと思う。

色んなドレッシングを冷蔵庫に入れておくことで、味付けをごまかしている。ミートソースも、ランチドレッシングをちょっと多めに混ぜ込むだけで、なんだか本格的な味付けになってしまうから、便利でしょうがない。味付けよりも、量なのだから、まあ、モトモトコダワリがあるわけではないのだから。粉粒のコンソメとか、チキンスープの素、だし醤油、お酢、ニンニク、バター、生姜なんかわ、なるべく買っておくが、なければないで使わない。

オンナジ味に毎回しあげるのは、プロだからこそ必要な技術なのだから。

ああ、午前3時4分、
お腹がへっている。
作り置きのナポリタン風パスタはもう食べきって冷蔵庫にない。

パンでも焼くか。
卵もあるし。







自由詩 自己管理の行き過ぎにはペーソスを減らす減塩行為。 食事という行為。 Copyright よーかん 2018-07-29 03:15:12
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