二回目
花形新次

どうせ
あたしを殺すなら
一回目にして欲しかった

一回目が終わったってこと
嫌でも耳に入るのだから
二回目ももうじきだって
なるじゃない

その間生きた心地がしなかった

怖かった

分かってる
そんなこと言えた柄じゃないって

でもね・・・

ううん、やっぱりいいわ

もう終わったことだもの




自由詩 二回目 Copyright 花形新次 2018-07-27 19:42:38
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