手をつなぐ
葉leaf
君の無限のてのひらが
僕の手に絡まり有限になった
いつだって君の全ては無限だったのに
こうしてつながっていると有限になる
君の血液が僕の体をめぐり
君の思考が僕の脳をめぐる
一瞬の緊張が訪れると
それはすぐさま愛の広がりとなった
僕の抱えていた無限の渇きも
君に絡まり有限の小ささに収まる
手をつなぐ僕らはこんなにも小さく
そして恐れを知らない
自由詩
手をつなぐ
Copyright
葉leaf
2018-07-15 15:41:18縦