1部 眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならう
水鳥 魚夫

1部 眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならう

2部 詩編 エジプトとタロを忍ぶ歌  
(クレメンタインによる)
3部 コシャカは大釈迦に出会う
 
4部 維摩君説法を広める

5部 地球の美宇宙の美

6部 古いアルバムは滲んでいるが 今は何とも言えぬ手触りがする

1部 眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならう


娘よ あなたはだーれ だれでしょねー
なぜ 足元から私の衣服を取り去ったんですか

裸の下半身が寒くてかなわない 風邪をひきそうです
この薄い半透明の布はだれがかけてくれたのか

しかしこれでは猪ヌード 豚腹ヌードと世間に罵られよう
私には妻も子もいません

それ故に裸になろうと鼾をかこうと文句言う人がおりません
それなのによくもまあ私の足元で一夜を過ごしたものよ 娘よ


私はあなたの奴隷になる値打ちもありません
あなたのはしためです
見えざる手 聞かざる声に導かれるままこのようにしています

最大多数の最大幸福 
最大幸福は1人のためにそしてもう1人の私のために 
イングランド人ベンサムは少しだけいいこと言います

海神も山神もおりません 
神ゴクラクそのものが唯一です

エーテルなんて言う地上と神の虹の橋 それは不要です
大気も大地も優しさに包まれた人類特に私とあなたの夢の国です

私はあなたにふさわしい宇宙人です
あなたは私にふさわしい宇宙人です


ああ そんな不可解なことどうでもいい
娘さん あなたの後ろの朝日を御覧なさい

あなたの麗しい見目形が天地を彩る
不可思議この上ない世にネギを植える

あなたは東洋の禅宗 優れた教師
西田幾多郎善の研究 和辻哲郎古寺巡礼
亀井勝一郎青春論 の世界観です

特に善の研究のタイトルは 出版者の勝ちだった
あなたは生まれながらにして東洋を凌駕しています
今一度日本人はこれを考えるがよろしいとも言える


太陽は一段と美しく燃えています
昨日昨年いやなん百年なん千年まえも何億年かも
このように輝いていなかった

今日初めての出来事です
朝霧の中笛の音が聞こえてきます

甘美なオーボエがこの大地の幽玄を奏でます
朝露の中にあなたがいると
きっとプールから出てきたように
黒髪が帯のように水が滴り揺れることでしょう

遠き未来に再来したら水着に着替えてください
古代のバーベナの花の白と薄いピンクの赤をあしらい
引き締まった肉はどんな夕映えよりも
100万ドルのハワイの夜景よりも憧憬を誘うことでしょう

深い霧の中に水車小屋の娘がいるようです
シューベルト生き還りと言うでしょう

乳と蜜の流れる都とは平家の清盛が抱いた壮麗な都です
女たらしとだれが責められましょう
悲劇とは都を目指し駆け抜けた兵ども義仲の暴挙の跡です


娘さん 見てください
昨日まで荒れ地だった羊の放牧地が
見違えるような緑の草が生い茂っています

牛も羊 山羊もいます
家畜は人の笑顔で草を食べます

ラクダもロバも時々休暇が欲しいといいます
砂漠の気候はとても厳しく食料も得がたく水は板金に当たる
しかし平地は自然が豊かでのんびりしています

人畜の区別差別がないのです
創世記のアダモとイブも人知れず
ここで身を隠してひっそりと暮らしています

禁止された木の実を食べて罰せられたと伝承があります
ところがこの食べ物は生きる喜びを知る木の実でした

喜びを知ると貝殻はいらなくなります
あえて恋人の前で隠し事をする
二人がより熱く燃えるためです

体の歓びは人類の共有財産です
体のないものは嫉妬する

今の先ほどまで裸でいたことが分からなかった
無花果の葉が大活躍したね
こんな時代もあったのね 
みゆきさんがうたいそうです

善悪を知るとは今では当たり前のことです
病気にならない死なない年を取らない生きる悩みがありません

人類をアダモとイブの2人だけにしてはいけない
神ゴクラクは慌てて 木を伐採してしまいました

苦しみ悲しみも喜びと表裏一体です
善悪とは喜びに勝てません

これらの喜怒哀楽に有限の生 つまり死もあるのです
人類は年老い次の世代に命を託す選択をアダムとイブはしたのです
火事で家が燃える アダモとイブは悲しんでいます
船が沈没する 子供が川でおぼれる アダムとイブは悲しんでいます

地震台風で人が死ぬ アダモとイブは悲しんでいます
飢饉で穀物が取れなく次々と死んでいく アダモとイブは悲しんでいます

アダモとイブは何も悪いところが見当たりません
ごく普通に生きて食べ物を求めていたのです
人間にしてはいけない というのは不自然です
自らしてはいけないものを決めるのです



たくさんの家畜がいます
内緒ですが豚もいます

ブタの血は悪霊の血といわれていますが
ひそかに長寿健康薬品として珍重されてます
ここには有り余る家畜と時間土地があり

幸福な時がヨルダン川となり流れています
野原湿原谷間と自然の恵みに満ち溢れて
この私の山オリーブ山にラクダに乗り行きましょう

はるか遠くに先祖の苦難の地エジプトがあります 
エルサレムもナザレもあります

この地は砂の一粒小石1個といえど聖なる大地の一員です


広大な庭の木にはマンゴが乱立しています
昨日に花もないのに実をつけています

バナナ葉は3メートルもあるでしょう
木は9メートルになります

この軟弱な植物は台風や大雨で
昆布のように倒れてしまいます

この緑あふれる南国の恵みで
ササニシキをくるんでおにぎりにしたら
どんなにおいしいことか

イスラエルで早苗饗なんて夢みたい 
ドラゴンフルーツは釈迦の果実と言われます
パパイアは南国の青い海辺によく映えます

あんなに高いところ実は
鳥にならないと手に届かないでしょう

ランブータンの赤い実皮は
棘のようですが痛くない白い実は絶妙の味です

マンゴスチンを開けると小さいお椀にご飯を持ったよう
果実の女王と言われています
と様々所狭しと生い茂るのです


娘さん 私のところで落穂拾いにきて3日経ちました

あなたの落穂を拾う姿を村の若者が見てブルブル痺れたそうです
まるで雷か電気ウナギに触れたように心臓がバクバクしたそうです

敬虔なまなざし 潤いのある唇からでてくる丁寧な言葉
みなこれらはあなたを言い尽くしに足りません

後年ミレーは落穂拾いとした絵画はあなたをモデルにしました
あなたのように主人を亡くした人に 貧しい農民のためのに
たくさん大麦の株を落としましょう 脱穀前ですが拾ってください

畑に大麦の種まく時も畑の麦を大釜で刈るときも
一緒に私の畑で働いてください

フォークで脱穀しましょう
そして木摺臼で籾すりをしましょう

収穫は人類の喜びです
あなたが私の畑にきて落穂を拾う
わたしは幸運の女神を刈り入れる心地がして来ます

(9)
私はモアブという宇宙の地から来ました
ある時代イスラエルが飢饉に襲われ食べるものが全く無くなりました
人々は家畜鶏ハゲタカ猛禽類蛇サソリカエルまで食べる始末
自然災害の飢饉は怖いです 幾たびもイスラエルの城壁は
敵に包囲され兵糧攻めにあいました それは耐えられるのです

一家の欠乏は他人に憐れみを乞うなら生きても行けます
大地からの穀物類野菜類果物類の枯渇はひどいものです

詩篇の作者は山の頂にあふれんばかりの穀物が実る というが
これを読んだ義母が深いため息をついたことを思い出します

山の頂は雨が降り嵐が容赦なく山をも削る
山の麓はカンカン照り しかし山頂は毎日雲が流れ豪雨です

草木はおろか生き物のいない死の世界です
物事を知らないといい詩を書ける代表例です

イスラエルの男は戦争に明け暮れ歴史も子孫も作れなかった
イスラエル人の男にもう少し器量があったならば
イスラエルの女の子宮がもう少し大きかったら
このような飢えはなく食糧を備蓄していたでしょう

一層東洋の日本の縄文弥生の男と交配し優秀な子孫を残すべきだったか
自然の恵みだけで1000年生きた夢のような大地に住む男の人の顔を見たい


1組の夫婦とその2人の息子がモアブに食料を求め来たのです
2人の子はそれぞれモアブの女と結婚しましたが
やはり安住の地約束の地を離れた災いが私たちに下りました

モアブにきて10年後に義父が死にその10年後には2人の子も死にました
子もいなかったので残されたのは女3人だけです

義母はイスラエルに帰る途中こう言いました
私の2人の子はなくなりました

あなた方2人の嫁の役割は終わりました
私にも今までこの上なく親切にしてくれました
それぞれあなた方の父母のいる地へ戻ることがあなた方の幸せです

そう言い義母は2人に別れの口づけをして別れを惜しみました
1人の嫁は泣く泣く故郷の道に帰っていきました
義母についてきたことは私の運命です
寡婦になったのも私の運命です


イスラエルへの帰還はひどく難儀でした

追い剥ぎ置き引きと 
ラクダの使用料のぼったくり行為は当たり前

amazone というラクダに乗って客引きをする女がいて
これに取りつかれた男の旅人に残ったものは
パンツ1枚だった 
こんな話し嘘みたいだがほんとよ


砂漠の町にはぼったくりバーがたくさんありました
特にあくどいのは上野アメ横上野駅前が有名です

夜はジャッカル 豹 サソリ毒イモリと
毒サソリ嘘つき詐欺男女の世界でした
夜は親切な紳士が豹変し野獣畜生に変化します

夜のなると目がぎらぎら光り今にも襲い掛かりそうです
旅人の安全を確保できない国は法治国家といえません
手紙ハガキ一通届かない国は野蛮蛮族地域です

タックスコレクターにお金を払えません


私と義母は命からがら郷里にたどり着きました
義母と私が到着すると
オオハピィーマザーお帰りと大歓迎です

するとめったに怒らない義母は
天明の飢饉の富士山の噴火のように穏やかな形相が変わりました

皆さんこの衣服を見てください 砂漠の砂と土だらけの真っ黒です
両手に持つものは何もない 財産もありません

背中は日差しを浴びてビジャブも衣服も今にも破けそうです
こんな私がなぜ幸福な母と言えますか

主人と2人の息子を亡くしこれから何の希望がありましょうか
これからはオオアンハピィーマザーと呼んでください


娘さん そうでしたか
我がイスラエルは獅子の時代が400年も続いています

後に詳述しましょう
日本の戦国時代に似ています

ようやくこのカナンアイの地の
攻略略奪侵略殺人も
終結のトンネルを抜け出すところまで来ています

私も16歳から56歳まで
約40年間軍人でした

ゴクラクの許しといえこの戦争は
略奪したい放題です

放火殺人強盗人と殺し敵はどのように扱ってもいいのです
そのため退役して15年後の今も
悪夢にうなされ夜に目が覚めます

逃げ場を失った女子供が断崖絶壁に着くや否や
海面に身を投げたり

あるものは追い詰められ洞窟で
用意しておいた毒を
一斉に集団で飲んで集団自決をする

負傷し疲れ死にきれないものは
何か先のとがるものを探し
懸命に自分の喉をついていました

地獄を見るように悲惨なものです

砂漠の民に二言なし武士に二言なし 
とことん殺されます

後世のアメリカ軍は沖縄戦で
このイスラエルの戦闘を実行したのです

ひとは労働で糧を得るべきである
大地の恵みのない地など地球にない

歴史とは人と民族国家共同体の不幸を著わす書か
労働がなぜ出てこない

祝宴婚礼七五三お祝い成人式がなぜ出てこない
わらべ歌はなぜ聞こえてこない

音痴だったから
音符がないから
アフリカの燃える大地を見よ

灼熱熱風砂嵐この大地にも太鼓の音
木琴鉄琴の音
 
手で足で音を出し喜びを踊る

我がイスラエルとは余りにも早く
歴史に出現してしまった
紀元前のアメリカなのです

ユダヤアラブの怨念は歴史が古く深いです
中東戦争と呼ばれる戦争と紛争が
すでに十二獅子の時代から始まっているのです


以下は血に飢えた殺人鬼 
清書を携えた神ゴクラクが
イスラエルに命じたことです

殺の一文字
これらは次の世代の救い主 
約束のメシア コシャカと 
イスラエルの未来に決定的な運命を与えるのです

生と死の神 罪と罰永遠の命の約束 
相反するようですが仏教でいうところの
泥の沼に白蓮の花が咲く これに似ています

今から3500年も前は畑に何が残る
乳と蜜の流れ地とありますが信憑性は不明です

成人男子戦闘員だけで50万とも60万人という人が
エジプトでピラミッド建設の奴隷になっていたのです

カナンの肥沃な大地はどこへ行ったのでしょう
町ごと都市ごと引っ越したんですか
建物に足がついていて歩いて行ったんでしょうか

自然の恵みから忘れられた地になったのか
人一人いないゴーストタウンになっていたなんて
想像できないのです

気候が温暖なら畑の野菜ができます 
湿潤な土地に穏やかな太陽の日差し
そして土には肥料として窒素やリンが必要です
 
なければ苦土石灰を蒔いてやる
飢饉は自然の気候が極端に悪化した 
こんなこともありうるでしょう

乳と蜜の流れ地とはそんな過酷な大地に変貌したのでしょうか


さてエジプトの奴隷イスラエルに
ショウトクという人が現れます

コーヒールンバの生臭坊主じゃあるまいし
毎日レンガを作り
石を運んでいたのでは
我がイスラエルは滅びよう
 
何とかここを脱出し民を連れてカナンの地へ戻ろう
そうときめたらお弁当の準備をしよう
 
そうだ軽くて安い腐らない栄養満点マナがいい
あの頑固で貪欲ものエジプトの王フォーククルセイダーズに
お別れの挨拶口づけををしようか
 
あはーはー目を白黒させて慌てふためくさまを
タブレットでたんまり撮影しようのう


エジプトの王様に 
ショウトクがいいものお持ちしました

何の魂胆か 何かまたおねだりか

いいえ 今日はアラビアンナイトならぬ
エジプトンナイトをお持ちしました

一夜この美女が語る男と女の恋物語を聞いたら
阿片のように病みつきに虜にされます

王が病んだのでは国を危うくする ささーっと帰れ
王様 実はお別れのご挨拶と思いお持ちしました

我がイスラエルは
このエジプトの地にきて早430年間です

お許しを得てみなでイスラエル 
カナンの地に帰還したいのです

何を言う三食昼寝付きの奴隷が
その腹を見よ 
豚のように丸々太り奴隷なのか道楽食楽家かわからん

荒野を彷徨い歩き60万人が
ジャッカルや豹の餌食にもならん

空と宇宙に道ができて 
エジプトイスラエルにあれば別だが あははー


そもそもお前たちの先祖というのは
ニホンハム イサオ ヤコオ 
ヨセオと続く民族ではないか
  
ヤコオの一族70人がこのエジプトに
ノンクオータービザをもって入国を果たした 
このイスラエルヤコオの女の多産なこと
クマネズミのごとく
 
生んでは生んでは
生むこと止まず 山も野原も畑も町も 
道路もイスラエル人で埋め尽くされた
 
名詞に男女の区別がなければ文明なし 
その国にふさわしい体たらくだ
 
とはいうもののこのまま放置していたら
21世紀の日本車のように

トヨタニッサンホンダミツビシヤマハヒノいすゞが 
我がエジプトに押し寄せてくるに違いない
 
このピラミッドも盆踊りの灯篭の台座とされかねない 
これはいかんこのイスラエル
 
煮ても焼いても食えん民族をなんとかせねば
ヒットラーの野望が日本車で世界を車バイクが
席巻したようになれば世界の歴史は変わっていた
 
何としてもこの民族存亡の危機を乗り越えねば
エジプトは地図から消える
 

それにしても歴史とは実に正直だ 
曖昧不自然不思議はどこにも何もみられない

西欧の国の興隆衰退は常にユダヤ人が絡んでいる 
スペインポルトガルオランダイギリス
アメリカと商業金融貿易業と

男なら人のやれないことをやれ 
こうゴクラクに教えられた

古代ではヘブライ人いわれ 
羊を放牧し草を求める遊牧民だったのに 
どうしたものか

子孫の増えるスピードといい 
この民の仕事の卓越した能力は脅威だ 
ナガサキヒロシマだ
 
何処を見回しても地中深い岩石が少し地表に出て
わずかばかりの木がてんてんとおうる
 
水も出てこない ましてミミズ一匹生息しないような
不毛の地の民ではないか

この民族移動は困難を極めるだろう 
簡単でない雪のない八甲田山死の行軍だ
 
シナイ半島は 岩石だらけの巨大な半島に加え寒冷地だ 
草木の根っこでも探して食うというのか

パランの荒野 
ツインの荒野に彷徨うだけだ
 
15少年漂流記ならぬ60万とも500万
イスラエル放浪記が目見えている

どうせエジプト恋しさに戻ってこよう
ああー面白い 成人男子だけで60万人
妻子父母を入れたら4 500万人強か
 
この整列は600キロメートル越えるシナイ山から
600キロメートルの流しそうめんを食べたら
この世の天国だろうなあー ギネスものだ
 
ああ面白い虫の声


へんてこりん老人め 今に見ていろ 
そうショウトクは思いました

エジプト人は我がイスラエルの
エレメンタリースクールの教材の下敷きにしてやる

ピラミッドの観光収入は
一シェケル残らずわが民族の金のなる木にしてやるぞ

我がカナンの地には2600種を超える植物 
爬虫類哺乳類200種 鳥類500種が

そしてペット達がみなわれら主人
飼い主の帰りを待ちわびている
 
タロがいないとヨシは寂しくて 
タロの帰りをヨシは待ちわびている
 
この心境 時代を歴史を空間を超え人類と
動物への共通の愛惜の情なのか

さあ行こう行こう火の山へ
さあ行こう行こう紅海をわたり葦の海目指して

なんとこの海底トンネル 
開けゴマ— の一言で水の壁ができた
これは東京湾トンネルの先駆けなのか

歴史とは勇壮な男60万人の
活躍しか語られないが残念なことだ

幾万人の女の涙の物語 
子供の泣きの物語これが抜けてしまう

我が出エジプト記も然り
語るべき真実が希薄の中 
上塗りだけの歴史が結果論を出して来る

へんちくりんはお互い様か
アジアの21世紀P国のように
我が民の実情は嘆かわしい

笑っているか 泣いているか 
食っているか 怒っているか これしかない
テレビドラマはワンパターン 

銃を撃ちまくってそれで終わり
議会の委員が必死に説明して発言している傍ら 
黙々と皿のご飯を食っている

まるで3日口に何も入れてませんという表情 
テレビ中継とは腹ペコカントリーの放送だな
あきれ返るぞー

洗剤のコマーシャルは奥様がいいにおいと 
ゾウさんみたい鼻を長くする

お菓子を大人がたまげたようにおいしそうに食べる 
もう恐怖の笑いだ


さて話を戻そう
時は紀元前1445年のことである

吹けば飛ぶような将棋の駒に 
かけた命を笑わば笑え
ああやはり悪い予感とは的中するものだ

シナイ山まで来たが見渡す限り岩石の荒野
400万人の民がどうやって何を食べていけばいいのか

岩を砕き飲み水を噴水のように出した
マナは天から雪より多く降ってきた

これを内緒にしたのが 
この恩恵を自分の力と吹聴したのが私の運の尽きだった
カナンの地を目前にしてネボ山の山頂で
120歳の生涯を閉じると宣告された

私はゴクラクの茶坊主かまた草履取りか 
幾100万人のイスらエルを兄と共に連れてきた
 
私は何だったのか 
お手つだいさんか 用務員か
 
あなたはこれで十分です 
何とカナンの地を見下ろせるこの山でこう言われた

ショウトク5書を著し創造主ゴクラクの
正統性を子孫に伝えんとどれ程古書を集め
伝承口伝を聞き検証し書いたことか 
どれも清書に貢献する一級品だ 
冷たいのは冷蔵庫の氷と
我らイスラエルの神ゴクラク

蚊地獄 蟻地獄 腹ぺこ人生ともおさらばだ
食い道楽寸前にして死期が迫るは今か 
と こう言い残しショウトクは
波乱に満ちた生涯を終わります


次はショウトクの後継者クレメンタインの物語です
この普通の人クレメンはなぜ指導者になったのか

それは枯れ木に花を咲かす
焼き魚になった鮎を川に放すとスイスイ泳いで行った
このように不思議なことでした

遡ることショウトクの時代にクレメンタインは
カナンの地の偵察の12人のスパイに選ばれます

偵察から帰ってきたスパイのうち10人はこう言いました
あそこはには屈強な兵が沢山います
 
軍隊も訓練されており武器鎧もみな鉄製です
我らの竹槍と木刀では勝ち目はありあせん
爆弾といえば花火と爆竹だけです

こうブルブル震えると歯がかみ合わず
ガクガク口の中で音を立てました

しかし残りの2人のスパイのクレメンタイン
とカグヤはこう言いました

何を不信仰を言う 
この果物 バナナ マンゴ 
葡萄こんな大きいもの見たことがない

女は真間手児奈そのもので衣を着ても
ブラジャ-もパンティも透けて見える

肌の白いことの加え乳房は満月のように
輝きそのセクシーと言ったらこの上ない
 
輝く身体は衣をより薄く透き通らせる
朔太郎の泳ぐ人の詩の世界だ
肉も骨も透き通り
この清浄はどこからやって来た
目のやり場に困る

しかしふしだらな男の欲望は
1億6千万度の太陽の熱で焼き尽くされる

今日 カナンの先住民7部族 
ヘテ人、ギルガシ人、エモリ人、カナン人、

ペリジ人、ヒビ人、エブス人は 
我らのエジプト脱出の情報を既に知っています
今や遅しと待ち構え戦の準備をしています

河豚は食いたし命は惜しし 
カナンの女は欲しいし命はもっと欲しい

イスラエルの神とは罪作りだなー
難問奇問を我らに振りかざし
信仰の度合いを試そうとする

生まれたときが悪いのか 
それとも早く生まれすぎたのか

原宿の竹の子通りの少年のように
女のコに声かけたかった

耳と鼻そしてお腹にピアスをして
これイスラエル式ピアスと言うんだよ 
と手を振り見せびらかしかった

カナン人の食事のメニューを見よ
水牛羊豚の肉見たこともない野菜サラダ 
チーズ葡萄酒焼酎日本酒もどき 
飲み物も食べ物もいい女も沢山ある

こんな幸福な地を刀を血に染めて良いのだろうか
我らイスラエルは他民族先住民の破壊者なのか
先住民との友好と共存はないのか
幸福を奪うものは幸福を奪われる

武力で治めるものは武力で滅ぶ 
平家物語そのものだ
既に我がイスラエルは重き荷を背負うて坂を上り始めている

(21)
しかしこの地味なクレメンタインは
80歳の時にカナンの地に来て活躍します

そもそも様々な民族のカナン人とは
ニホンハム イサオ ヤコオ ヨセオと続く
イスラエルがエジプトに移住したのがきっかけです
空っぽの家に住み着いた憎いやつ 
これがカナン人の蔑称です

しかしそれ故
2000年に及ぶ祖先の墓を廃墓とした
ユダヤ教に祖先崇拝なしが幸か不幸か
無頓着に落ち着く

それがカナン人繁栄の基礎を作る
約400年の間カナン人は
農耕民族として繁栄していました

ここから一神教 多神教の違いが出てきます
異教の神バアルとはフェニキア人の神です

自然崇拝とは山川草木みな神
日本みたいです

カナン人の神のもう一つは女神アシュタロテです
神に女がいる

俺は男だ 男が嫌いな女神などいるはずもない
そうと知ったら社を作り御輿を担いでお祝いしよう
アシュタロテの心を射止めるのはだれだ

裸の夏祭りなど良いだろうなあ
沢山お酒をついで美女をアシュタロテを誉め讃えよう

豊穣の神に感謝して生きる これが男の本能だ
あなたを愛してます
愛の告白の日は近い

カナンのヘテ人は美人が多い
カナン代表ヘブロンのマクペラに行こう
 
これはチャンス
カナンのヒビ人はびりびり異国情緒が伝わってくる
レバノン山付近に住んでいる

カナンのぺリジ人は人が良くおおらかだ 
戦いを避け城壁はなし

カナンのギルガシ人もみなノアが祖先 
人類はノアの末裔ということになる

(22)
このクレメンタイン 
イスラエルの総指揮官として重大な戦功を上げることになります

いいのか いいのか 平和の破壊者となっていいのか
我が前の指導者ショウトクの律法とはなんだ

所詮 人は温かい寝具と寝床 
そして毎日のおいしい食事がなければ
神も信仰もあったものじゃない

戦争略奪者の汚名を後世に残すことになる
その時天から声がかかる

クレメンタインよ恐れるな 雄々しくあれ 
あなたの靴で踏みしめる土地 
あなたの目に見える町 城塞 
あなたの耳に聞こえる家畜 鶏 牛豚
 
ラクダみなこれらは
私がイスラエルの民を祝福する贈り物である

北はレバノン杉のフェニキヤ 
東はチグリスユーフラテス川まで
西は紺碧の地中海沿岸まで
 
南はユダ シメオンまでイスラエルの地とせよ

これらの中にいる異邦人諸部族は聖別せよ
皆殺しだ 兵も民も一人残らず剣で叩け
 
町焼き尽くせ
こういわれる

ああなんと罪作り
こんなことを遂行したら
日本の無条件降伏の東条板垣になってしまう

人類は私を戦犯として永遠に裁くであろう
戦いに勝って何になろう

刀で奪いとったものが刀で滅ぶ 歴史はそう教える
栄華を誇った者は必ず滅ぶ

近代の平和主義 戦争否定 
これを持たぬ神とは厄介者だ

(23)
気は重く憂鬱だが時の流れに身を任せ
奴タコのようになろう

手始めに死海の北10キロメートル エリコの都市からだ
美しい城壁と花の都エリコは 
エリカの花が散るときの歌の主題歌になったほど有名だ

青い海を求めて
塩の海までやってきた
エリコ大地に咲くアネモネは
赤いダイヤモンド花の絨毯
平和な城塞の都市

戦争なんて知らない子供たちさ
エルサレムが神の地なら
エリコは人々の都
流れる雲よ 水車の音よ
人々の安住のふるさと

農耕の民の穏やかなこと
ウシも羊も草を食み
庭には果実が生い茂り
燦燦と降り注ふ太陽の
日差しも風も柔らか

この幸 旅人の町
薄いロングスカートが行き交う
水が豊に町を流れ潤す
尽きることがない水脈
旅人をもてなす国

(24)
こうクレメンタインは詩を作りエリコ攻撃を躊躇う
ギリギリまで迷う

この平和な町の人々を虐殺し修羅場とするに忍びない
なんとか 戦火の矛を収める術はないものか

やむをえない まずは2人の斥候に町の様子を探らせよう
昔お世話になったラハブという遊女が城内にいる

一晩お世話になれ とてもいい人だ 
我々の出エジプトのいきさつを知っている

とんかつ料理が得意だ
ラハブのとんかつ料理の具にならんようにな
 
あははー

3日後山に逃げ隠れた斥候が帰ってきた

大変です 総司令官クレメンタイン族長殿 
ご報告いたします

町の中はきれいなレンガと石垣を組み合わせ
又レバノン杉を住宅に使用しています

いたるところにナツメヤシの木が大きく
成長していて涼しい木陰を作っています

それで何が大変なのだ

それが葡萄酒を冷やし 
もち米を練って歓迎してくれたのです

それを食べたのか

はい 果物といい盛り付けの美しいこと 
ミルクの味は今もこの味覚に残っています

とても毒など入っているなどと疑えません
異国の人にとても親切でおもてなしの心が伝わってきます

そうか エリカの花を散らせてはならん
なんとかしよう

(25)
アイはどうだった 
エリコとの距離二〇キロメートルも離れていない
エリコ同様講和条約を結びたいと言ってきたか

総司令官 それがー 一大事です

我らイスラエルを迎え撃たんと
剣と槍を砥石で磨いていました

敵と戦うに武器の手入れするに不思議無いが 
一大事とは何だ

それが我らイスラエルを激しく罵っております
色々あります

我らの尊敬する先の総司令官ショウトクを貶しております
殺すな 姦淫するな 盗むな
 
父母を敬えこんなありきたり律法化するとは笑止千万
普通のことが出来たらこの世に犯罪はない
 
人と人の世を分かっておらん
まるでソシアルダンス社交ダンスだ 
あれだめこれだめ ダメづくし

こんなものを守れたら弥生縄文の土偶に
血液を入れれば生きて歩き出すだろう

またほかに アイの城塞都市をフクハラアイと
急遽地名変更したとのことです

フクハラアイとは何か意味があるのか
フクハラとは福原です

平清盛の夢の都です
宋との貿易で巨万の富を手に入れるはずだった

それが大輪田泊
清盛の海洋王国になるはずだったが

アイの王は同じく地中海貿易を目指した

うんーヨクワカワン
フクハラアイとは何だ

ピンパンチューと言うスポーツが有り
そのアイドル選手名です

王はファンレターを送っており返事をもらうまでは
絶対死ねないと息が上がっています

この執念たるや敵ながらあっぱれです
うんー

我がイスラエルを
恐喝強請恫喝するヤクザの一味や部族扱いにするのは
けしからんが確か身に覚えはある

しかし 敵として一戦を交えるような相手じゃないな
よし 使いを出す

アイにこもるものはみな千古万年まで
イスラエルの水くみ薪割りの役務とすること
これが講和の条件だ

城へ持って行け 伝えよ


(26)
さて 私クレメンタインの鬼退治 
鬼ヶ島行きの討伐軍は次の目標は何処だ

坂上田村麻呂の心地がする

柿の木坂の家という歌謡曲も始まった

カナンの地は広大だ

悪い王様が蟻の数より多い
その悪いのを飛び抜けて極悪が我らイスラエルだ

エルサレムの王アドニ・ツェデクは
我らを討たんと待ち構えている

この名は義の王という意味である
義人伝に詳しい

ヘブロンの王ホハムは我らの
兵糧米が尽きるのを待っている

ヤルムテの王ピルアムは包囲作戦を完成させた

ラキシュの王ヤフィア城に籠もり夜襲を目論んでいる

エグロンの王デビルは背後から民を攻撃する計画だ

そこでクレメンタインは日よ動くな 月よ動くな
心臓は鼓動を止めよ
天に向かいそう叫びました 

平和なひとときを この麗しの地に現れよ
敵が降伏するまで待つというのは

西郷の会津攻めのようだ
我が名を歴史に汚点として残すのか

こりゃ ラマダン割礼などと死語を
振りかざしている場合じゃない

使いをやり 月見会 
昼はアネモネ鑑賞会に5人の王を招待する旨届けよ

この企画は大成功でした

戦で命を落とす
これを望む人なし
悪魔の神がこれをなさん

清書に5人王の洞窟に葬られし今日も残る 
友好の碑文 好太王碑として残る

カナンは嗣業の地としてイスラエルが受け継ぎ
先住の部族は丁寧に残し共存した

荒廃した国土はマラウィか エドサかタクロバンか
いまは恩讐を忘れるときである

月見の宴の歌 は以下の通り

出た出た月が
出た出た石油が

ここは草木1本生えない砂漠

君は クウェートサウジアラビアアラブ首長国連邦を見たか
君は ヨルダンイスラエルバーレーンを旅したか
君は イラクイラン戦争と湾岸戦争を知っているか

カタールよ オマーンよ イエメンよ 
サッカーするより麦作れ

出た出た月が
出た出た石油が

君も私も隣人お友達
シャィ お人よし 人見知りのお世話焼き
 
無口恥ずかしがりやだがとても暖か 
みんないい

アラビアンナイトを聞いて
1000日過ごしましょう

砂の嵐の地中深く
太古の石油資源が無尽蔵に眠る
千年夏の夜長を過ごしましょう

天女の舞は布の手作り月光菩薩です
時には天に舞い 時には原油の海を泳ぐ

原油から精製された魚は布の手作り鯉のぼり

私のふるさとはササン朝ペルシャです
ここはバグダード
イスラーム帝国の繁栄の地

この物語本家発祥の地では不人気だった
こんなに面白い 

これは砂漠に咲いた奇跡の花にも似ている
それはあまりにも妖艶でリアルのためか

イスラムの世界を電気ショック死刑台の上に
乗せ驚愕ショック死享楽死を与えるから

(27)
ある日のことです
クレメンタインのところに1人の男が来て言いました

クレメンタイン将軍 
どうぞ兄に 
父の遺産を分けてくれるように頼んでください

遺産の分与の規定は律法のどこにあるか知らん 
平等に分けたらどうだ

すると男は 亡き父の妻は30人 
息子30人娘30人 
また孫ひ孫まで数えたら何人なるか分かりません

そうか そのようなもめごとは
戦の民イスラエルに迷惑だ

財産でもめ事起こすものは全財産を没収する 
国庫に納める
 
大岡裁きの原型ここになる

またある日のことです
イスラエルの一将エフタが
あわてふためいて駆けつけてきました

ギベオン人アンモン人を討伐したら
最初に家から出迎えたものを全焼の生贄とする
所が最初に出迎えたものとはエフタの愛娘でした
誓いを立て取り消すことができず困り果てています
 
どうすればいいでしょうか

なるほど娘の全焼の生贄など神は望まない
幕屋に巫女として生涯つくさせよ

お盆正月薄めの誕生日には牡丹餅オハギ餅を持って
娘に会いその労を労え

またまたある日のことです
大将軍にお願いがあります

私の父は49歳で死にました
兄は29歳で死にました
弟妹共に19歳で死にました

このなくなった者たちに今一度会い話をしたいのです
巫女のお告げによると
シナイ半島のシナイ山に行けば必ずあえる
こういわれました

ならば道中遥かシナイ山に行けばいいでないか

それがこの恐山死者と再会し話しを出来る 
この地はショウトクが十戒を賜った聖なる地であります
それ故 イスラエル兵3万人を連れて登れとのこと

うんーそうか戦のさなか兵を出せぬが
デジタルカメラもない しかし絵描きはいる

3万の兵の絵をミレー マネ 
ドラクロワに描いもらおう
この方法は完璧と後の世の模範例となる

(28)
このクレメンタインの名は人類史に
輝き平和を追及した偉人と讃えられる
しかし日本の狂った学者
京都帝國大学山岳部の連中は何を思わん

アメリカの西部開拓時代我が子が川でおぼれているのを
指をくわえて見ているしかできなかった

悲しい父親話しではないかの 
それもこともあろうに
『雪山讃歌』という歌詞に変えた

悲劇をお祭りに変えた
西堀榮三郎一味極悪根性は呪われよ

歴史に泥棒という悪名を残した
石川五右衛門のほうがはるかに偉大だ

最大の不徳 傲慢 知識人にあらぬ暴挙不遜 
日本の知識人の悪いものが詰まっている
桑原一門は泥棒以下だ

クレメンタインこれは敵国原爆投下国が
月探査機の栄誉を与える
何が幸いするか報恩とは人の世の後に出てくるものか

月見れば
いよよ悲しさまさりけり
草木一本生えぬと思えば
▼▼▼
月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ
わが身一つの 秋にはあらねど
大江千里
▼▼▼
山里(やまざと)は 冬ぞ寂しさ まさりける
人目(ひとめ)も草も かれぬと思へば
源宗于朝臣
             
こう平安の貴族が詠んだ

(29)
人の寿命を長くしすぎた
あのアダモは930年も生きた

クレメンタインの生きている時間は110年でいい
そうゴクラクが言うとクレメンタインは110歳で死んだ

次はいよいよ12獅子の時代である
日本の戦国時代みたいに小国がめいめい国を統治していた

イスラエル12部族の始まりの歴史が開かれた
クレメンタインが存命中にカナンの地に
反イスラエルの部族はたくさんいた
これら先住民との戦いの歴史である

(30)
娘よ
私たちはこの獅子の時代にいる
殺戮が絶えない不幸な時代だ
こうして家畜に囲まれ果樹園を見ていると
戦乱をひと時忘れる

主はこういわれた
アナン人とペリジ人を攻めよ
殺人強盗火つけ盗賊なにをしてもいい
悪の限りを尽くせ
それは喜ばしい 我らにだけだが

家畜は生きたままイスラエルの民の物としていい
しかし金銀小工芸品貴重な品は主の物である

天幕を作りこれを備えよ
主の物を盗み取るものが一人でもいたら
大いなる災いがあなたたちの頭上に降りかかる
ユダと弟シメオン出陣せよ

するとイスラエルはベゼクで1万人を殺した
その王アドニ・ベゼクを捕らえ両手両足の親指を切った
するとこの王は我が身を嘆きこういった
かつて70人の王を捕らえ手足の親指を切った
食卓のパンくずを集めてそれを食していたのを
私が喜んで見ていたものだ

主は私がした通りのことを報いられた
こう言うと連れていかれたエルサレムで死んだ

娘よ
このような話は100も200もある
話しだけでも恐ろしいが

兵としてこの惨状を見たものは夜うなされ悪夢を見る
この両手は洗っても洗っても夜には血の色になる

両足もひたひたと逃げる回る音がすると思うと
断末魔の叫びになる
平凡な幸せはこの地にきてもない

このような私をさぞ嫌いになったことでしょう
私には夢と希望がありません

いいえ主は私に言いました
銀河6,000万個の恒星惑星より多くの子孫が
あなたから出ます

わたしはそのお手伝いです
敬い礼拝すべきは神です

大きな木大きな岩
河川平野山々は歌い踊り信じるものです
お祭りとはお祝いです
人間の人間による人間のための快楽です

狂い踊り飲んでは吐くローマの貴族のように
人は腹いっぱい食べ飲みたいのです

食べ物も飲み水もない民の気持ちも
お腹を空かしたライオンの気持ちもよくわかります

今日の食事がなく
明日は食事ができるというのはありません

明日のパンを心配するのは生き物の宿命です
たくさん食べて笑う
一杯飲んで笑う
食べて飲んで歌って踊る
誰も責めてはなりません
不品行などこの世にありません
裁き司もいません

それにどこまでも続いているのかこの大空
人は祝福されるために存在するのです
天罰も神罰もありません

見てください
この一面の荒野にも花は必ず咲くものです
小さい砂の一粒一粒が顔をもって
ほほ笑んでいるのがわかりますか

この広大な砂漠荒野は
私共に与えられた最良の地なのです

娘よ 私はあなたが気に入りました

私にはそのような砂の小人図鑑のようなものも
哲学的神学的なこともはわからないが

殺伐とした人の世に私のために咲いた花も
飾ってくれる人もなかった
彩を添えてくれる人もなかった

生きとし生けるものの希望と夢 
これを用意し
旗のように振ってくれる人もなかった

どんな小さな信仰であれ 主は忍耐強く待つものです
蟻の信仰もゾウさんのように大きくなります

しかしあなたは私などより遥かに
御心にかなう小さいが偉大な娘です
あなたは翼をもつ天使です

都市を見ようとスミレが顔を出す
都市を見ようと杜若が顔を出す
都市を見ようとタンポポが顔を出す
都市を見ようと向日葵が顔を出す
都市を見ようと野菊が顔を出す
都市を見ようと山茶花が顔を出す
都市を見ようと笹の葉が顔を出す
都市を見ようと朝顔が出勤の準備をする
都市を見ようと案山子が指をさす
都市を見ようとエルサレム神殿が顔を出す

みんなが嬉しいんです
あなたがいつもいてくれることに

あなたは全部
都会です
あなたは全部未来の都市です
あなたは全部歴史です
あなたは全部社会です
あなたは全部科学です
あなたは全部法支配者です
あなたは全部天地の法則です
あなたは全身天地と宇宙の母です
わたしはバビロンの捕囚です
わたしはペルシャに連れていかれました

みんなが嬉しいんです
あなたがそばにいてくれることに

あなたは夢物語じゃない現実です
あなたはわたしに愛をおしえてくれました
あなたは絵空事じゃない現実です
あなたはわたしにけんそんをおしえてくれました
あなたは架空じゃない現実です
あなたはわたしにきょうせいをおしえてくれました
あなたはルソーの夢想じゃない現実です
あなたはわたしにしんせつをおしえてくれました
あなたは竹取物語じゃないかぐや姫じゃない現実です

みんなが嬉しいんです
あなたがそばにいてくれるだけで

あなたはテニスの選手です
白球がまぶしい

あなたはバレーボールの選手です
円陣を組んで笑顔がまぶしい

あなたは水泳の選手です
あなたは水を得た魚水泳の選手
水しぶきがまぶしい

あるときギリシャがやってきた
アレクサンドロス大王のヘレニズム文明がやってきた

華やかな水着
赤いロングスカート
黒緑のスーツ
青緑の帽子 
黄緑ワイシャツ
再び身に着けるのは900年後だった


(31)
ああ 我らの祖先にどのように言えばいいのか
エジプトで奴隷として430年
荒野で40年彷徨い

カナンの地に入りサウルのイスラエル建国まで350年余り
350年とはカナンの先住民との死闘期間でもある

我々は800年以上 流浪の民となり
祖先の墳墓はおろか骨のかけらさえ持ち運べなかった

これでは家畜牛馬と同じでないか
親不孝とはイスラエルを意味するのか
葦の海の葦のように数は多いが頼りない

ブンどるだけ

エジプトで兵に追われ
カナンの地にたどり着くも
行政経済外交市民の
産業基盤もない
生活基盤もない
学校・病院・公園もない
鉄道 道路ダム 港湾もない
通信施設は斥候だけ
国の体をなさない
欠乏超大国 困窮部族

しかも将来我々の神殿はあとかたなく破壊される
イスラエルがしたことは 
お返し受ける運命にある
イスラエルの民は世界に散らばされる

(32)
ある日のことです
イスラエル人の子供兄の飛翔とその妹の鳳凰が
戦乱で焼け野原になったイスラエルの丘に来ました

そこで大人が鶏の首を捕まえ盛んに羽を抜いていました
鶏はキュウキュウググー鳴いてとても苦しそうです

お兄さん見てください
あの大人は鶏の首を絞めて殺そうとしています
絞め殺した動物鳥獣の肉を食べてはいけない
血も食べてはいけない
こう主は教えています それなのに

兄は答えた
あははー それは建前さ
肉は食いたし命は惜しい
血の一滴まで大事にしたハムソーセージ
ドイツフランス西欧を見よ

おや礼拝が始まるようです
仮の幕屋の前に人が膝をついてます
1日3回頭を東に向けお尻を西に向け
礼拝しているのかしら

兄は答えた
あははー それは建前さ
お尻を体の一番上に持ってくる
この姿勢は服従を表わす
桃栗三年柿八年礼拝さ
要はすぐこの礼拝は終わる
桃栗を待つまでもない
お尻天井向け礼拝です

お兄さん
高札があります
過ぎ越しのお祭り雨天決行します
これなんですか

兄は答えた
あははー それは建前さ
過ぎ越しの名を借り
お祭りお神輿担ぎ挙行します
というわくわくするお祭りです
目玉はベリーダンスです

ところでお兄さん
お父さんが今度3人目のお嫁さんをもらうそうよ
また継母が増えてしまいそうです

兄は答えた
あははー それは建前さ
財産目当ての婚礼さ
働かずして食う 究極の方法さ

お兄さん
罪と罰とは何でしょう

兄は答えた
あははー それは建前さ
人類に罪も罰もない
ドストエフスキーのイスラエル版さ

武器もないのに敵を殲滅させた
こんな事どうしてできるの

兄は答えた
あははー それは建前さ
命からがら逃げまわったということさ

パンが空から降ってくる
ほんとかしら

兄は答えた
あははー それは建前さ
霞を食べ空気を吸っていたということさ

イスラエルは神の目からナンバー1
ほんとかしら

兄は答えた
あははー それは建前さ
嘘も108回つけば真実になる

私たちこれからどうなるのでしょう

未来も明日もわからないね
なんせこの世は建前だらけ
真実はだれにもわからない
ひとつ言えば
信じる者だけが救われる

このイスラエルは玉砕政治で滅んだ
それは紀元前722年と紀元前586年のことである

どこかの国のように軍国主義者の名簿は見当たらなかった



自由詩 1部 眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならう Copyright 水鳥 魚夫 2018-07-14 20:22:22
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