WONDERFUL WALTZ
roddy
君の体の輪郭が
高貴な光に包まれて
知性に溢れた佇まい
月の光が照らし出す
恐縮ながらこの僕と
踊ってくれはしませんか
跪いては手を取りて
優しくそっと口づけを
果て無く広いこの星で
めぐり逢えた奇蹟ならば
差し伸べられた手の中で
導かれるまま選んだよ
初めはきっと不器用で
ためらいがちな足運び
陽気な音楽鳴らそうよ
僕らのワルツが流れ出す
君に伸ばした僕の腕
君は華麗にすり抜ける
僕が後ろを振り向けば
同じく振り向く君がいた
ふたりの見つめる時間には
言葉はいつしか消えてたね
もう一度伸ばした僕の腕
君が優しく舞い戻る
君の綺麗な黒髪が
微かな香りを残してく
角度がめぐる君こそは
さも美しき万華鏡
これから長い人生を
踊ってくれはしませんか
至福の音楽鳴らそうよ
僕らのワルツは流れてく
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羽喰友人「天体再創造 薔薇の詩」より
自由詩
WONDERFUL WALTZ
Copyright
roddy
2018-07-14 00:34:38