悲しみ
ネン

降り注ぐ夕陽の下で
約束は交わされた
その日雨が降ることなど
誰も信じなかった

繋いだ手は
耐えられない程柔く
朝を迎える度に
一層透けていくのだ

祈ることを知らない
祈りの形の手
どんなに待ち望んでも
今ここに神はいない

成れない悲しみが
打ち寄せては引く
満ちては欠ける
降っては止む





自由詩 悲しみ Copyright ネン 2018-07-13 21:25:16縦
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