街と指
はるな
ひとがたえず
まちを汚していく
一方で
わたしたちは
まだ
向き合ったまま
汚れたい指たちが
さわがしく黙りこくって
この朝焼けに
この夕暮に
なんでもいい
飛び込むだけの理由が
ありすぎて
まちは汚れていく
自由詩
街と指
Copyright
はるな
2018-07-13 08:07:01